タイマIC / ASSP

間欠動作に最適なウェイクアップタイマICのご紹介

【for IoT/通信機器】間欠動作でシステムの消費電力を大幅に低減 ウェイクアップ タイマIC S-35710/35720

ウェイクアップタイマIC | インターバルタイマIC

ウェイクアップタイマICは、
定期的にシステムをウェイクアップすることでシステムの間欠動作を可能とするタイマICです。
エイブリックのウェイクアップタイマICは、低消費電力で柔軟なウェイクアップ時間の設定が可能です。
低消費電力化が必要なIoT通信機器、監視機器、セキュリティ機器などの幅広い電池駆動システムやエナジーハーベスティングシステムの開発をサポートします。

  1. 超低消費電流 0.2μA typ.
  2. 柔軟なウェイクアップ時間設定
  3. シンプルなコマンド設定(S-35710)
  4. 水晶振動子内蔵(S-35710M)

1. 超低消費電流 0.2μA typ.

マイコンに内蔵されているタイマ動作消費電流と比較し、0.2μAと極めて低消費のため、マイコンに内蔵されているタイマを使用せず、本ICに置換えることで、システムの消費電力を大幅に削減でき、電池の長寿命化/小型化が可能です。
さらに0.095μAと極めて低消費なLDO S-1318と併用することで、0.295μAと極低消費で使用いただけます。

ウェイクアップタイマIC S-35710C01 回路接続例
ウェイクアップタイマIC S-35710C01 回路接続例
ウェイクアップタイマICを使用した間欠動作例
ウェイクアップタイマICを使用した間欠動作例

2. 柔軟なウェイクアップ時間設定

  • 1秒から194日までの長周期でウェイクアップ時間の設定が可能です。
  • 1秒単位でウェイクアップ時間の設定が可能です。
  • インターフェースでプログラム可能なソフトウェア時間設定(S-35710)と時間設定端子で選択可能なハードウェア時間設定(S-35720)をラインナップし、自由度の高いシステム構築が可能です。

ウェイクアップタイマICの時間設定範囲 1sec - min - hour - day - 194days(*194日を超える場合は、Read time register命令で経過時間を一旦読出しマイコンへ積算していただければご使用いただけます。)
ウェイクアップタイマICの時間設定範囲
(*194日を超える場合は、Read time register命令で経過時間を一旦読出しマイコンへ積算することでご使用いただけます。)
ウェイクアップタイマIC  I2C-busインターフェースでプログラム可能 ソフトウェア時間設定(S-35710)時間設定端子で選択可能 ハードウェア時間設定(S-35720)
ウェイクアップタイマICの ソフトウェア時間設定(S-35710)とハードウェア時間設定(S-35720)

3. シンプルなコマンド設定(S-35710

3つのコマンドでより強固なウェイクアップ時間の管理が可能です。

  • Write wake-up time register (Wwtr)
    ウェイクアップ時間の設定を行うコマンドです。プログラムによる柔軟な設定が可能です。
  • Read wake-up time register (Rwtr)
     設定したウェイクアップ時間の確認を行うコマンドです。
    Write wake-up time registerとセットで実行することで、確実なウェイクアップ時間の設定を行うことができます。
  • Read time register (Rtr)
    経過時間の確認を行うコマンドです。
    Write wake-up time registerとセットで実行することで、確実なウェイクアップ時間の確認を行うことができます。また、システム休止中の経過時間を確認するためにご使用することも可能です。

ウェイクアップタイマICのプログラム例
ウェイクアップタイマICのプログラム例

4. 水晶振動子内蔵(S-35710M

水晶振動子を内蔵しているため、

  • ICと水晶振動子のマッチング評価が不要です。
  • 外付け部品点数を削減することも可能です。
  • 8 pin SOPと同じサイズのHSOP-8Qパッケージに搭載し、小型/省pinです。

水晶振動子を内蔵した2in1パッケージ HSOP-8Q(W5.02 x L6.0 x H1.68 (max) ㎜)
水晶振動子を内蔵した2in1パッケージ
HSOP-8Q(W5.02 x L6.0 x H1.68 (max) ㎜)

ウェイクアップタイマIC セレクションテーブル