産業用漏水センサの選定は、単なる故障対策の枠を超え、企業の事業継続計画/BCP対策における優先事項となりつつあります。

本コンテンツでは、なぜ今、漏水対策が急務なのかという背景から、失敗しない漏水検知センサの選び方、そして現場の課題を劇的に解決する最新のソリューションまでを詳しく解説します。

なぜ今、産業界で「漏水検知」が不可欠なのか

かつて漏水対策は「起きたら直す」という事後対応が主流でした。しかし、現代の社会インフラとビジネス環境において、そのリスクは無視できないレベルに達しています。

激甚化する気象災害、インフラの老朽化、労働力不足

激甚化する気象災害

ゲリラ豪雨や大型台風による浸水被害が常態化し、地下設備や低層階の重要機器を守る重要性が高まっています。

インフラの老朽化

高度経済成長期に埋設された下水管の耐用年数超過により、道路の陥没事故やビル内配管の破裂が急増しています。

水冷式データセンターの増加

AI需要に伴う高発熱サーバーの冷却のため、従来の空冷から「水冷方式」への移行が進んでいます。万が一の漏水は、データ消失やシステム全停止という致命的な損失に直結します。

労働力不足と管理コスト

ビルメンテナンス現場での巡回点検員が不足する中、目視に頼らない「自動監視」への移行が急務となっています。

 

産業向け漏水センサの選び方

産業向け漏水センサの種類と5つの比較ポイント

漏水検知帯、ポイントセンサ、無線式漏水センサ

設置場所や用途によって、最適な製品は大きく異なります。それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。

1. 設置場所で選ぶ

漏水検知センサのタイプ 推奨される設置場所 メリット デメリット
ポイントセンサ 床面、装置の真下 特定の箇所を安価に監視できる。
設置した場所以外の漏水は見逃す。
リボン(紐)状 長い配管、天井裏 広範囲や複雑な経路をカバーできる。
断線リスクがあり、設置の手間がかかる。

 

2. 検知対象(水の種類)で選ぶ

水道水・工業用水

電気が流れる性質(導電性)を利用した標準的なセンサで対応可能です。

純水・超純水・オイルなど不導体

半導体工場などで使われる純水・オイルなどは電気が流れないため、一般のリボン状センサでは検知が難しく、専用の高感度センサや光学式センサが必要です。

液体の薬品等

薬品などはセンサ毎、薬品毎に検知できるかどうかが変化します。事前に検証が必要です。

 

3. 電源方式で選ぶ

設置と運用の手間を左右する電源方式

電源方式 メリット デメリット
AC電源(有線) 安定稼働。電池切れの心配がない。
コンセントが必要。電気工事が必要。
電池式 どこにでも置ける。工事が楽。
定期的な電池交換が必要。 液漏れや電池切れのリスク。

 

4. 通信方式/通知方式

有線方式

信頼性が高いが、基本的には建屋の設計・建築時に導入することが前提。既存設備に後付けする場合、配線のため壁を抜くなどの大規模な工事が必要になり、コストが跳ね上がります。

無線方式

工事不要で既存設備に後付けが容易。ただし、通信距離や障害物の影響、そして「無線機の電源をどう確保するか」が課題です。

 

5. 導入コスト/導入期間

有線方式

敷設・配線工事が発生するため高額(数百万円~数千万円)
計画から1年~数年かかる場合も。

無線方式

比較的安価(数万円~数十万円)
数日~数週間程度。

 

「配線工事は予算的に厳しい。かといって電池交換のメンテナンスも手が回らない…」
そんな現場の切実な悩みを解決するのが、エイブリックのCLEAN-Boost® バッテリレス漏水センサです。

 

このセンサが選ばれる「圧倒的な理由」

バッテリレス(電池不要)

漏れた水がセンサに触れると発電し、その電力を蓄電昇圧し無線通知を飛ばします。電池交換の必要が一切ありません。

配線不要(無線通知)

面倒な通信ケーブルの敷設は不要。届いたその日から、既存の設備に簡単に設置できます。

微量の漏水もキャッチ

わずか「3滴」程度の漏水で検知可能。大惨事になる前の予兆を確実に捉えます。

メンテナンスフリー

10年放置しても、漏水があれば検知動作する。この安心感は従来のセンサにはありません。

なぜ「水」で発電できるのか?

立命館大学との共同研究による「CLEAN-Boost®」技術により、水から得られる極めて微弱なエネルギーを効率よく蓄え、昇圧することで、電池なしでの無線送信を実現しました。

エイブリックのCLEAN-Boost®技術とは?
CLEAN-Boost®バッテリレス漏水センサ