電動開閉機構の快適性や利便性、
安全性を向上
- 異なる2方向の磁束密度を検知
回転検知機構の設計容易性を向上 - 0.8mT typ.の高感度品
多極リング磁石の弱磁場を検知可能 - 小型・薄型パッケージ
小型・低背のモータアプリケーションにも最適 - 8.4μs typ.の出力遅延時間
モータの高速回転を検知可能
正確な回転検知により、
電動開閉機構の快適性や利便性、安全性を向上
異なる2方向の磁束密度を検知
垂直磁場のみを検知可能なホールICを2つ使った回転検知機構では、位相差が90度の磁束密度を検知するようなICの配置が必要です。
S-57W1/W2 Sシリーズは、異なる2方向の磁束密度を検知できるホール素子を1チップに内蔵しているため、自動的に位相差が90度の磁束密度を検知できます。これにより、設計容易性の向上に大きく貢献します。また、多極リング磁石の着磁数を変更する場合にも基板設計をやり直す必要が無くなります。
0.8mT typ.の高感度品
回転検知の分解能を上げるためにはリング磁石の着磁数を増やすという方法が有効です。しかし、着磁数を増やすと1つの着磁部分の磁石体積が減少し、磁束密度が弱くなります。
S-57W1/W2 Sシリーズは0.8mT typ.という高感度品をラインナップしており、弱い磁束密度も検知することができるため、着磁数が多いリング磁石を使用するモータアプリケーションにも最適です。
小型・薄型パッケージ
モータは、その用途によって様々な大きさや厚さが求められます。
S-57W1/W2 Sシリーズは、SOT-23-5 (2.8 × 2.9 × t1.3 (max.) mm) に加え小型・薄型パッケージのHSNT-6(2025) (2.46 × 1.96 × t0.5 (max.) mm) をラインナップしているため、実装スペースが限られる小型・低背のモータアプリケーションにも最適です。
アプリケーション
車載用磁気センサ (ホールスイッチ、ラッチIC) ラインナップ
仕様
製品名 | S-57W1/W2 S |
---|---|
車載品 | |
出力タイプ | 回転速度、方向出力タイプ、直交交番出力タイプ |
検知軸 | XY軸、ZX軸、ZY軸 |
出力論理 | 回転速度、方向出力タイプの場合 : 回転方向正転時VOUT1=”L”、”H” 直交交番出力タイプの場合 : S極検知時VOUT1,2=”L”、”H” |
出力形態 | Nchオープンドレイン出力、Nchドライバ+内蔵プルアップ抵抗 (10kΩ typ.) |
磁気感度 | 0.8mT typ., 2.0mT typ., 6.0mT typ. |
出力遅延時間 | 8.4μs typ. |
電源電圧範囲 | VDD = 3.8V ~ 26.0V |
動作温度範囲 | Ta = -40°C ~ +150°C |
搭載パッケージ | SOT-23-5、HSNT-6(2025) |
データシート |