謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、物価上昇や地政学リスクなど先行き不透明な状況が続く一方、生成AIをはじめとするデジタル技術の進展により、社会インフラとしての半導体の重要性がこれまで以上に高まった一年でした。また国内では、大阪・関西万博の開催に向け、人や技術の交流が活発化したことも新たな未来への希望を感じさせるものでした。
こうした環境の中、当社はアナログ半導体専業メーカーとして、自動車、産業機器、民生機器など幅広い分野において、省エネ・小型化技術を通じ社会課題の解決に取り組んでまいりました。 事業基盤の強化においては、特に医療機器分野での展開を加速させております。2024年12月にソシオネクスト株式会社より事業譲受した医療機器事業と当社の技術を融合させることで、より高付加価値なソリューションの提供が可能となりました。当社の強みである「小型・低消費電力」技術は、モバイル型機器への展開などを通じ、遠隔・在宅医療の普及や医療アクセス格差の解消に貢献していくものと確信しております。
また、企業文化の醸成においては、仕事と介護の両立支援をはじめとした人的資本への取り組みが社内外から評価をいただき、多様な人材が活躍できる土壌が着実に育っております。
さて、当社は2018年に新社名エイブリックとしての始動から、2027年には10周年という節目を迎えます。本年はその先の成長に向けた飛躍の礎を築く重要な年と位置づけ、技術と人の力を結集し、新たな価値創出に挑戦してまいります。
今後も「Small Smart Simple」のビジョンのもと、豊かで持続可能な社会の実現に貢献してまいる所存です。
皆様におかれましては本年も変わらぬご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
2026年1月5日
エイブリック株式会社
代表取締役 社長執行役員
田中 誠司