商品開発技術部
つくり方から創る、次世代の
半導体。
予想外の連続は、
予想以上に面白い。
KEISUKE NAGAO
長尾 佳介
2014年 入社
やりがいよりも先に、一緒に
働く人や環境で選んだ。
就職活動は、とにかくやりがいで探してしまいがち。でも、私の場合は、面接で出会った人の雰囲気や、関東圏内で働けるところで選びました。大学では半導体を研究していたものの、業界を絞っていたわけではなかったので、結果として可能性が広がったと今では思います。
これまでにない製品を、
プロセス技術から開発する。
商品開発技術部は名前の通り、新しい商品だけでなく、それをつくりだす技術そのものから開発する部署です。その中において、半導体ICのトランジスタや、抵抗、キャパシタなど、回路を形成する要素となる素子の設計から行う新規プロセスの立ち上げに携わっています。
新しい取り組みは、まさか!?
とワクワクの繰り返し。
新規プロセスの開発は、ひとつひとつのスパンが長いのが特徴です。大体2~3年。まず、過去の文献や特許を調べるフィジビリティスタディを行います。そして試作品の構造設計、工場で試作、測定評価し振り返る。この工程を何度も繰り返します。開発の流れはどのプロセスも、ほとんど変わりませんが、ひとつとして同じように進むものはありません。むしろなかなか思い通りに行かない事のほうがほとんど。まさか、こんなところで!?という箇所で行き詰まっていることも。その分、自分の予測がピッタリと当たった時の達成感は相当なものです。より良いモノを目指す限り、課題はつきもの。それを解決するのは難しいですが、だからこそ新しいことに、常にチャレンジできる楽しさもあります。
自分の仕事の、その先にいる
人たちのことまで考える。
私の業務は、製品を買って頂いているクライアント企業と、直接コンタクトをとれる機会はほとんどありません。ですが会社として考えると、自分の本当のお客様は社内にいるのではないかと思うようになりました。自分が作成したデバイスを用い、回路を作ってくれる設計者の方々です。彼ら彼女らへ、いかにわかりやすい資料をつくるか、どのように説明すれば理解してもらえるか。それだけでなく、現場で求められていることは何なのかを把握しようとする姿勢。私が今、最も大切にしているのは、目の前にいる人だけでなく、関わる全ての人に「やさしい仕事」をすることです。そして、「あの素子の事なら、長尾に聞け」と言われるくらいに尖った技術を持ったデバイス開発者にもなるため、もっともっと専門性を深めたいですね。