発振周波数: 2.2 MHz typ. 品 | 400 kHz typ. 品
S-8590/8591シリーズは、高耐圧CMOSプロセス技術を使用して開発した降圧スイッチングレギュレータです。
最大動作電圧が18 Vと高く、FB端子電圧は±1.5%の高精度を維持します。小型のHSNT-6(2025)など、高密度実装に適したパッケージを採用しているため、機器の小型化に貢献します。
PWM制御 (S-8590シリーズ) とPWM / PFM切り換え制御 (S-8591シリーズ) をオプションで選択することが可能です。
S-8591シリーズはPWM / PFM切り換え制御により、重負荷時はPWM制御にて動作し、軽負荷時はPFM制御に自動的に切り換わるため、機器の状態に応じた高効率動作を実現します。また、独自のPWM / PFM切り換え技術により、PFM制御時にVOUTに発生するリップル電圧を小さくすることが可能です。
同期整流回路内蔵により、従来の降圧型スイッチングレギュレータに比べ高効率化がしやすく、また、過大な負荷電流からICやコイルを保護する過電流保護回路、発熱による破壊を防止するサーマルシャットダウン回路が内蔵されています。
特長
- 入力電圧
- 4.0 V ~ 18.0 V
- 出力電圧 (外部設定)
- 1.0 V ~ 12.0 V
- 出力電流
- 600 mA
- FB端子電圧精度
- ±1.5%
- 効率
- 91%
- 発振周波数
- 2.2 MHz typ.
- 過電流保護機能
- 1.2 A typ. (パルスバイパルス方式)
- サーマルシャットダウン機能
- 170°C typ. (検出温度)
- 短絡保護機能
- Hiccup制御、Latch制御
- 100%Duty比動作
- ソフトスタート機能
- 5.8 ms typ.
- 低電圧誤動作防止機能 (UVLO)
- 3.35 V typ. (検出電圧)
- 入力、出力コンデンサ
- セラミックコンデンサ対応
- 動作温度範囲
- Ta = −40°C ~ +85°C
- 鉛フリー (Sn 100%)、ハロゲンフリー
用途
- 産業機器の定電圧電源
- 家庭用電気製品の定電圧電源